2022,03,10, Thursday
こんにちは!!
林佳代子です。
この度「一枚のハガキ」では、森川チヨ役で登場いたします。先輩の岡田吉弘さん演じる勇吉の妻。広島のある村で、夫に従い、我慢我慢の人生であったと思われます。
この当時、女性の名前はカタカナ二文字が多かったのではないでしょうか。私のおばあちゃまの名前も『ウタ』です。品川 北馬場(きたばんば)の畳屋さんを、女手一つで営んでいました(現在は従兄弟が経営する加藤畳店)。
ところで、ウタの娘、母は、そこで育ったわけですが、「戦時中の幼い頃、B-29 (アメリカの長距離爆撃機)が、自分の頭上を通過するのを眺めた事がある」と、私は母から聞いた覚えがあります。
さて、ハガキについてのエピソードですね!
このハガキは、私が子供(10代)の頃、母が友人達とヨーロッパ旅行に行った時のお土産です。
当時は、現在(コロナ感染前)ほど海外旅行がポピュラーでは無かったので、我家でもかなり大きなイベントでした。母は帰国後、大きな旅行カバンからいくつかのお土産を取り出し、その中にあった品物のひとつが、このポストカードでした。生地が貼られ刺繍も施され、とても凝っていて魅力的な物だと感じ、ものすごく嬉しかった記憶があります。以来、機会あるごとに眺めはするものの、何となく使えずにいました。今は、遠い思い出ですが、「ハガキのエピソードを」ということなので、かなり久しぶりに取り出してみました。何と初めて、黄ばんだビニールのパーケージを開けてみると、裏側の文字も見え、これがスペインのお土産だったのだと、今回改めて知ることとなりました!
たかがポストカード、いつか使おうとは思っていたものの……、今年1月に、私の1番の応援団長の母が亡くなりました。また使えずに、眺めては仕舞うハガキになりそうです。
ママちゃんありがとネ〜!B-29より高い空から見ちょってよぉー(広島弁?)
B-29(戦争)を知っている世代が少なくなり、戦争を知らない私たち世代がこのお芝居を演じますが、観ていただく方々に色々な事を感じていただきたいです。
戦争はあってはなりません…。
ある日のお稽古後!!
森川チヨ役の林佳代子さんヽ(*^^*)ノ
チヨさんが…剣術…!?
by 上林•夏目
次回の更新予定は3/11です!
お楽しみに〜〜!
林佳代子です。
この度「一枚のハガキ」では、森川チヨ役で登場いたします。先輩の岡田吉弘さん演じる勇吉の妻。広島のある村で、夫に従い、我慢我慢の人生であったと思われます。
この当時、女性の名前はカタカナ二文字が多かったのではないでしょうか。私のおばあちゃまの名前も『ウタ』です。品川 北馬場(きたばんば)の畳屋さんを、女手一つで営んでいました(現在は従兄弟が経営する加藤畳店)。
ところで、ウタの娘、母は、そこで育ったわけですが、「戦時中の幼い頃、B-29 (アメリカの長距離爆撃機)が、自分の頭上を通過するのを眺めた事がある」と、私は母から聞いた覚えがあります。
さて、ハガキについてのエピソードですね!
このハガキは、私が子供(10代)の頃、母が友人達とヨーロッパ旅行に行った時のお土産です。
当時は、現在(コロナ感染前)ほど海外旅行がポピュラーでは無かったので、我家でもかなり大きなイベントでした。母は帰国後、大きな旅行カバンからいくつかのお土産を取り出し、その中にあった品物のひとつが、このポストカードでした。生地が貼られ刺繍も施され、とても凝っていて魅力的な物だと感じ、ものすごく嬉しかった記憶があります。以来、機会あるごとに眺めはするものの、何となく使えずにいました。今は、遠い思い出ですが、「ハガキのエピソードを」ということなので、かなり久しぶりに取り出してみました。何と初めて、黄ばんだビニールのパーケージを開けてみると、裏側の文字も見え、これがスペインのお土産だったのだと、今回改めて知ることとなりました!
たかがポストカード、いつか使おうとは思っていたものの……、今年1月に、私の1番の応援団長の母が亡くなりました。また使えずに、眺めては仕舞うハガキになりそうです。
ママちゃんありがとネ〜!B-29より高い空から見ちょってよぉー(広島弁?)
B-29(戦争)を知っている世代が少なくなり、戦争を知らない私たち世代がこのお芝居を演じますが、観ていただく方々に色々な事を感じていただきたいです。
戦争はあってはなりません…。
ある日のお稽古後!!
森川チヨ役の林佳代子さんヽ(*^^*)ノ
チヨさんが…剣術…!?
by 上林•夏目
次回の更新予定は3/11です!
お楽しみに〜〜!
| 稽古場日記::一枚のハガキ | 19:55 | comments (x) | trackback (x) |
2022,03,04, Friday
泉屋吉五郎役の宮島岳史です。
終わりの見えない感染症との戦いとか、世界情勢の悪化とか、演劇をやり続ける意味を日々考えさせられる今日この頃です。
思い返せば、ザ・サード・ステージ『マクベス』の出演が決まったときも、イラク戦争が勃発して「もし演劇が出来なくなったらどうしよう」と嫌な気分になったのでした。
オチのない書き出しですみません。
さて、ハガキのエピソードですね。
僕自身は超・IT大好き人間なので、ハガキのエピソードは殆どなくて――なので両親の話をしたいと思います。
私の両親は「遠距離恋愛」の末の結婚だったんですね。
インターネットや携帯電話はもちろんないし、固定電話だって、県外にかけたら毎秒1円とか高額の通話料金がかかった時代です。
交際期間中のやりとりは、主に文通だったそうです。
色々なやりとりがあったのでしょうが、当時話題の長編小説を買って、感想を送り合ったりもしていたとのこと。
その名残で、今でも実家の本棚には、パール・バックの『大地』やアーネスト・ヘミングウェイの『誰がために鐘は鳴る』が「二冊ずつ」並んでいるのでした。
子供の頃、どうして同じ本が2冊ずつ並んでいるのか不思議で仕様がなくて、母に聞いたら教えてくれたエピソードでした。
今回、こんなことになるなら、文通していたときのハガキや封筒も見せてもらっておけば良かったかな。
今回、吉五郎さんの素敵なシーンがございまして、宮島さんはお稽古後に自主練を重ね精度を上げておられます!!
周りの皆さんと呼吸を合わせて心を一つに、一体感が生まれる瞬間を、是非皆さんに見ていただきたいですo(≧▽≦)o by 上林・夏目
次回の更新予定は3/6です。
ついに本番まで2週間を切りました…!
これからも宜しくお願いいたします!
終わりの見えない感染症との戦いとか、世界情勢の悪化とか、演劇をやり続ける意味を日々考えさせられる今日この頃です。
思い返せば、ザ・サード・ステージ『マクベス』の出演が決まったときも、イラク戦争が勃発して「もし演劇が出来なくなったらどうしよう」と嫌な気分になったのでした。
オチのない書き出しですみません。
さて、ハガキのエピソードですね。
僕自身は超・IT大好き人間なので、ハガキのエピソードは殆どなくて――なので両親の話をしたいと思います。
私の両親は「遠距離恋愛」の末の結婚だったんですね。
インターネットや携帯電話はもちろんないし、固定電話だって、県外にかけたら毎秒1円とか高額の通話料金がかかった時代です。
交際期間中のやりとりは、主に文通だったそうです。
色々なやりとりがあったのでしょうが、当時話題の長編小説を買って、感想を送り合ったりもしていたとのこと。
その名残で、今でも実家の本棚には、パール・バックの『大地』やアーネスト・ヘミングウェイの『誰がために鐘は鳴る』が「二冊ずつ」並んでいるのでした。
子供の頃、どうして同じ本が2冊ずつ並んでいるのか不思議で仕様がなくて、母に聞いたら教えてくれたエピソードでした。
今回、こんなことになるなら、文通していたときのハガキや封筒も見せてもらっておけば良かったかな。
今回、吉五郎さんの素敵なシーンがございまして、宮島さんはお稽古後に自主練を重ね精度を上げておられます!!
周りの皆さんと呼吸を合わせて心を一つに、一体感が生まれる瞬間を、是非皆さんに見ていただきたいですo(≧▽≦)o by 上林・夏目
次回の更新予定は3/6です。
ついに本番まで2週間を切りました…!
これからも宜しくお願いいたします!
| 稽古場日記::一枚のハガキ | 22:09 | comments (x) | trackback (x) |
2022,03,02, Wednesday
「啓太」の元妻、「美江」でございます。市川奈央子です。
昭和生まれの私は、今のようにスマホも携帯もなく、友達とはジーコロジーコロと回す黒電話でやり取りをしている時代に育っております。
そんな中で育ってきたので、手紙の思い出もまぁまぁあります。
遠くの友達との手紙、喧嘩してしまった友達への謝罪の手紙、お世話になった方への手紙…。あ、全く知らない人と文通もしたこともありました!わー…懐かしい…。
もちろん頂いた手紙も沢山。
こう思い出すと、一つ一つが今の私を作っているんだなぁとしみじみしたりします。
今回ブログでの「手紙」に関するエピソードですが、せっかくなので、ここで皆さまへ手書とはいきませんが、久しぶりに手紙を書こうと思います…。
(ちょっと恥ずかしいですが…。)
桃の節句も近づき、いよいよ春ですね。お元気でお過ごしでいらっしゃいますか?
私は相変わらず、舞台の稽古に取り組んでおります。
人生一度きり、やらなかった後悔をするくらいなら、やって後悔しようと決め、8年勤めた会社を退職。劇団昴に入団して、もう20年になりました。
舞台を続ける事は、とにかく忍耐の一言ですが、この道を選んだ事を後悔したことは一度もありません。
ある時、舞台終演後に観劇してくださった『あなたさま』が私に声をかけて下さいました。
まさかそんなことがあるとは思っていなかった私は、お礼を言うのが精一杯でした。
そして、また、次の舞台でも別の『あなたさま』も声をかけて下さいました。時が経ち、舞台に上がる機会も増え、沢山の『あなたさま』方から励ましや、ご意見を私に伝えて下さいました。
役に対してなかなか理解が出来なくて苦しんだり、納得出来ない事もありました。自分に自信を持てない私に、沢山の『あなたさま』方から頂いた言葉が私の力と勇気となっています。
今ここにいるのは、『あなたさま』方が育てて下さった私です。
こんな幸せはなかなか味わうことが出来ない事です。
まだ未熟者で、悩んだりすることもあると思います。それも、そんな自分も私の一部です。どうか、これからも私の役者人生を厳しく、暖かく見届けてやってください。
御恩返しは舞台で致します。
皆様が良き春をお迎えになられますよう、お祈りいたします。
2022年3月2日
市川奈央子
いつも明るくお稽古場を温かくしてくださる市川さん(*'▽'*)
抜きのお稽古で国防婦人会のシーンをやる時も、残って見守ってくださいます。
いつもありがとうございます!!!by上林・夏目
次回の投稿予定は3/4です!
お楽しみに〜★
昭和生まれの私は、今のようにスマホも携帯もなく、友達とはジーコロジーコロと回す黒電話でやり取りをしている時代に育っております。
そんな中で育ってきたので、手紙の思い出もまぁまぁあります。
遠くの友達との手紙、喧嘩してしまった友達への謝罪の手紙、お世話になった方への手紙…。あ、全く知らない人と文通もしたこともありました!わー…懐かしい…。
もちろん頂いた手紙も沢山。
こう思い出すと、一つ一つが今の私を作っているんだなぁとしみじみしたりします。
今回ブログでの「手紙」に関するエピソードですが、せっかくなので、ここで皆さまへ手書とはいきませんが、久しぶりに手紙を書こうと思います…。
(ちょっと恥ずかしいですが…。)
桃の節句も近づき、いよいよ春ですね。お元気でお過ごしでいらっしゃいますか?
私は相変わらず、舞台の稽古に取り組んでおります。
人生一度きり、やらなかった後悔をするくらいなら、やって後悔しようと決め、8年勤めた会社を退職。劇団昴に入団して、もう20年になりました。
舞台を続ける事は、とにかく忍耐の一言ですが、この道を選んだ事を後悔したことは一度もありません。
ある時、舞台終演後に観劇してくださった『あなたさま』が私に声をかけて下さいました。
まさかそんなことがあるとは思っていなかった私は、お礼を言うのが精一杯でした。
そして、また、次の舞台でも別の『あなたさま』も声をかけて下さいました。時が経ち、舞台に上がる機会も増え、沢山の『あなたさま』方から励ましや、ご意見を私に伝えて下さいました。
役に対してなかなか理解が出来なくて苦しんだり、納得出来ない事もありました。自分に自信を持てない私に、沢山の『あなたさま』方から頂いた言葉が私の力と勇気となっています。
今ここにいるのは、『あなたさま』方が育てて下さった私です。
こんな幸せはなかなか味わうことが出来ない事です。
まだ未熟者で、悩んだりすることもあると思います。それも、そんな自分も私の一部です。どうか、これからも私の役者人生を厳しく、暖かく見届けてやってください。
御恩返しは舞台で致します。
皆様が良き春をお迎えになられますよう、お祈りいたします。
2022年3月2日
市川奈央子
いつも明るくお稽古場を温かくしてくださる市川さん(*'▽'*)
抜きのお稽古で国防婦人会のシーンをやる時も、残って見守ってくださいます。
いつもありがとうございます!!!by上林・夏目
次回の投稿予定は3/4です!
お楽しみに〜★
| 稽古場日記::一枚のハガキ | 23:42 | comments (x) | trackback (x) |
2022,02,25, Friday
こんにちは、一枚のハガキの下士官1役の田徳真尚です。
手紙についてのエピソードを思い出すとすると、ラブレターか、決闘の督促状か、友人の結婚式での花嫁の手紙ぐらいですね。
はじめてラブレターをもらったのは、彼女がほしくてしょうがなかった中学生の頃です。
授業が終わり、バッグを取りに教室の個人ロッカーに行きますと、花柄の封筒が入っておりまして、ドキドキしながら開いてみると
「私は田徳先輩を常にみています。気になります。
焼却炉の前まで来て下さい。待ってます!A.H」と赤ペンで書いてありました。
ついに、我が世の春が来た!と喜び勇んで校舎裏の焼却炉に向かうと、一人の女学生の後ろ姿がっ!
記憶が、曖昧ですが、舞い上がっていた私は、確か「友達からお願いします!」と言い、手を出したと思います。
すると笑いながら振り向いたのは、なんと女装した友人。
手に持ったクロッキー帳には、大きく
「HのイニシャルにOをつけて!」と書かれていました。
周りの植木から友人二人が爆笑しながら出てきたと思います。
しばらく現実を直視できず、放心していたと思いますが、
ここらも記憶が曖昧でしたので、地元の友人に確認した所、
恥ずかしさで怒り狂った私は、女装した友人と植木から出てきた友人達を一人残らず捕まえて、焼却炉近くにあった鯉のいる池に叩きこんだそうです。
その後、その友人たちが私にジュースと菓子をおごったことで機嫌が治ったそうですが、ここら辺もよくは覚えてないですね。
中学の同窓会では、今でもネタになっているそうです。
一枚のラブレターに翻弄された私ですが、この舞台は一枚のハガキがきっかけとなり、物語が進んでいきます。
演出家の求める景色に少しでも近づける様、役者一丸となって稽古に邁進しております。
ぜひご来場ください。
右から)服部幸子さん、田徳真尚さん、笹井達規さん
この日は、お稽古中に撮影した動きを確認されておりました!
お稽古後は各々自主練をしているのですが…
こちらのチームにも田徳さん!
あちらのチームにも田徳さん!
それが終わったと思ったら今度は太鼓隊に田徳さん…!?!?
色々なシーンで動きをつけてくださる大活躍な田徳さんです・:*+.\(( °ω° ))/.:+ by上林•夏目
次回の投稿予定は2/28です!
宜しくお願いいたします〜!
手紙についてのエピソードを思い出すとすると、ラブレターか、決闘の督促状か、友人の結婚式での花嫁の手紙ぐらいですね。
はじめてラブレターをもらったのは、彼女がほしくてしょうがなかった中学生の頃です。
授業が終わり、バッグを取りに教室の個人ロッカーに行きますと、花柄の封筒が入っておりまして、ドキドキしながら開いてみると
「私は田徳先輩を常にみています。気になります。
焼却炉の前まで来て下さい。待ってます!A.H」と赤ペンで書いてありました。
ついに、我が世の春が来た!と喜び勇んで校舎裏の焼却炉に向かうと、一人の女学生の後ろ姿がっ!
記憶が、曖昧ですが、舞い上がっていた私は、確か「友達からお願いします!」と言い、手を出したと思います。
すると笑いながら振り向いたのは、なんと女装した友人。
手に持ったクロッキー帳には、大きく
「HのイニシャルにOをつけて!」と書かれていました。
周りの植木から友人二人が爆笑しながら出てきたと思います。
しばらく現実を直視できず、放心していたと思いますが、
ここらも記憶が曖昧でしたので、地元の友人に確認した所、
恥ずかしさで怒り狂った私は、女装した友人と植木から出てきた友人達を一人残らず捕まえて、焼却炉近くにあった鯉のいる池に叩きこんだそうです。
その後、その友人たちが私にジュースと菓子をおごったことで機嫌が治ったそうですが、ここら辺もよくは覚えてないですね。
中学の同窓会では、今でもネタになっているそうです。
一枚のラブレターに翻弄された私ですが、この舞台は一枚のハガキがきっかけとなり、物語が進んでいきます。
演出家の求める景色に少しでも近づける様、役者一丸となって稽古に邁進しております。
ぜひご来場ください。
右から)服部幸子さん、田徳真尚さん、笹井達規さん
この日は、お稽古中に撮影した動きを確認されておりました!
お稽古後は各々自主練をしているのですが…
こちらのチームにも田徳さん!
あちらのチームにも田徳さん!
それが終わったと思ったら今度は太鼓隊に田徳さん…!?!?
色々なシーンで動きをつけてくださる大活躍な田徳さんです・:*+.\(( °ω° ))/.:+ by上林•夏目
次回の投稿予定は2/28です!
宜しくお願いいたします〜!
| 稽古場日記::一枚のハガキ | 16:53 | comments (x) | trackback (x) |
2022,02,19, Saturday
こんにちは。
森川定造役の、吉澤恒多です。
今から数十年前……私が高校生の時に、英会話を習っておりました。英会話スクールのような本格的なものではなく、同じ市内に住んでいるアメリカ人ご夫婦のお宅に伺って、お茶を飲みながら楽しくおしゃべりするというものでしたが。
そのご夫婦の紹介で、アメリカに住む高校生と手紙のやり取りをしていました。当時はまだネットも一般的には普及していなかったし、もちろんスマホなんてありません。和英辞書引きながら単語調べて、考えながら文書を書いて、間違ってないか先生のご夫婦と最終チェック。完成して、ようやく郵送。
そして3週間後に届いた返事には、アメリカの高校生活のことがびっしりと書いてあって、感動した記憶があります。手書きの文字から思いが伝わってきて嬉しかったですね。
今はオンラインで、気軽に顔を見ながら話せる便利な時代になりましたが、ハガキや手紙だからこそ伝わるものもあります。
顔が見えない相手のことを思い巡らせて、伝える。
その相手のことを思って受け取る。
直接的なやり取りとはまた違う、会うことが出来ないからこそお互いを思いやる…そのような心がハガキや手紙には込められているように感じます。
森川定造役の吉澤さんを撮影★彡
浴衣姿で手ぬぐい…実は劇中に出てくるあるシーンを再現してくださっております!
劇場にお越しいただければ答え合わせができますよ〜∩^ω^∩
是非皆さま、お越しくださいませ!! by夏目
最後に…
2月15日は、泉屋吉五郎役の宮島岳史さんのお誕生日✨✨
皆さんとお稽古場でお祝いをしました!
おめでとうございます!
※写真撮影時のみマスク外していただきました
次回の投稿予定は2/22です!
お楽しみに!!
森川定造役の、吉澤恒多です。
今から数十年前……私が高校生の時に、英会話を習っておりました。英会話スクールのような本格的なものではなく、同じ市内に住んでいるアメリカ人ご夫婦のお宅に伺って、お茶を飲みながら楽しくおしゃべりするというものでしたが。
そのご夫婦の紹介で、アメリカに住む高校生と手紙のやり取りをしていました。当時はまだネットも一般的には普及していなかったし、もちろんスマホなんてありません。和英辞書引きながら単語調べて、考えながら文書を書いて、間違ってないか先生のご夫婦と最終チェック。完成して、ようやく郵送。
そして3週間後に届いた返事には、アメリカの高校生活のことがびっしりと書いてあって、感動した記憶があります。手書きの文字から思いが伝わってきて嬉しかったですね。
今はオンラインで、気軽に顔を見ながら話せる便利な時代になりましたが、ハガキや手紙だからこそ伝わるものもあります。
顔が見えない相手のことを思い巡らせて、伝える。
その相手のことを思って受け取る。
直接的なやり取りとはまた違う、会うことが出来ないからこそお互いを思いやる…そのような心がハガキや手紙には込められているように感じます。
森川定造役の吉澤さんを撮影★彡
浴衣姿で手ぬぐい…実は劇中に出てくるあるシーンを再現してくださっております!
劇場にお越しいただければ答え合わせができますよ〜∩^ω^∩
是非皆さま、お越しくださいませ!! by夏目
最後に…
2月15日は、泉屋吉五郎役の宮島岳史さんのお誕生日✨✨
皆さんとお稽古場でお祝いをしました!
おめでとうございます!
※写真撮影時のみマスク外していただきました
次回の投稿予定は2/22です!
お楽しみに!!
| 稽古場日記::一枚のハガキ | 17:20 | comments (x) | trackback (x) |
2022,02,16, Wednesday
こんにちは
森川三平役の笹井達規です。
この作品では、「ハガキ」が重要なキーワードとして出てきますが、私、実は年賀状以外のハガキを出した記憶が一切ございません。
私は平成5年生まれですが、物心ついた頃にはワープロ、コンピューターが当たり前にあり(ポケベルは知らないです)、中学校以降の友達とのやりとりは、メール、そして今はLINEなどSNSがメインになっております。
もしかしたら、学校の授業で手紙を書いたかもしれませんが、それも曖昧な程…
ですが!ハガキって良いなと思います。
ハガキそのものというより、手書きの文字で、メッセージを相手に届ける行為自体が素敵だと感じます。
手書きの文字にはその人の個性や感覚、思いが表れている気がして、不思議な感じがします。
私は、祖父から、過去に何通か手紙をもらった事があるのですが、今でも大事にとってあります。達筆過ぎて、よく読めないところもあるのですが…
内容は俳句や、思想についてや、その他諸々。
何故か、今の僕の中にも、その思いが生きて影響しています。
何かを伝える事って、凄いパワーだなと感じたのでした。
「伝える」って「生きる」って事なのかもしれませんね。
お稽古前の笹井さんを発見\( ˆoˆ )/
「ブログ用に撮っても良いですか?」という私からの突然のお願いにも、快く承諾してくださいました!
今日も穏やかな笹井さんです★彡 by夏目
次回の投稿予定は2/19です!
どうぞお楽しみに〜(*゚▽゚)ノ
森川三平役の笹井達規です。
この作品では、「ハガキ」が重要なキーワードとして出てきますが、私、実は年賀状以外のハガキを出した記憶が一切ございません。
私は平成5年生まれですが、物心ついた頃にはワープロ、コンピューターが当たり前にあり(ポケベルは知らないです)、中学校以降の友達とのやりとりは、メール、そして今はLINEなどSNSがメインになっております。
もしかしたら、学校の授業で手紙を書いたかもしれませんが、それも曖昧な程…
ですが!ハガキって良いなと思います。
ハガキそのものというより、手書きの文字で、メッセージを相手に届ける行為自体が素敵だと感じます。
手書きの文字にはその人の個性や感覚、思いが表れている気がして、不思議な感じがします。
私は、祖父から、過去に何通か手紙をもらった事があるのですが、今でも大事にとってあります。達筆過ぎて、よく読めないところもあるのですが…
内容は俳句や、思想についてや、その他諸々。
何故か、今の僕の中にも、その思いが生きて影響しています。
何かを伝える事って、凄いパワーだなと感じたのでした。
「伝える」って「生きる」って事なのかもしれませんね。
お稽古前の笹井さんを発見\( ˆoˆ )/
「ブログ用に撮っても良いですか?」という私からの突然のお願いにも、快く承諾してくださいました!
今日も穏やかな笹井さんです★彡 by夏目
次回の投稿予定は2/19です!
どうぞお楽しみに〜(*゚▽゚)ノ
| 稽古場日記::一枚のハガキ | 21:30 | comments (x) | trackback (x) |
2022,02,13, Sunday
夏目 今回は対談形式で進行させていただきます。
研修生の夏目陽希です。
今回は「一枚のハガキ」で兵事係A.Bを演じられますお二人にきていただきました。
よろしくお願いいたします。
桑原・宮崎 よろしくお願いいたします!!
桑原 兵事係Aを演じさせていただきます桑原良太です。
宮崎 同じく兵事係Bを演じさせていただきます宮崎貴宜です。
夏目 では早速お話を聞かせていただきます。
桑原・宮崎 はい!
夏目 まずお二人の役である兵事係ですが、どういったお仕事をしていたのでしょうか?
桑原 戦時中の役場にあった係で、仕事としては徴兵検査を受ける人の事前調査や、その村の軍人のリストなどを管理することが主な仕事でした。
夏目 そうなんですね。
宮崎 その他には村人に召集令状や戦死の知らせを届けることも任務だったようです。
夏目 とても辛いお仕事もされていたんですね。
桑原 歴史を調べると、兵事係の持っていた資料などは敗戦が決まると燃やすことを命令されたようで資料自体がとても少なく探すのがなかなか大変でした。
宮崎 文献やネットの記事などを頼りに、どんな想いでどのように業務に臨んでいたのかを必死に探しました。
最終列車で届いた召集令状を深夜に届けることも多かったと言います。
寝静まった家の戸を叩く、その時の気持ちは筆舌に尽くしがたいものだと思います。
夏目 なるほど。そんなことがあったんですね。知りませんでした。
宮崎 自分達も調べるまでは知りませんでした。色々と学んでいくうちに、役だけでなく普段のニュースや歴史についての見方も変わってきた気がします。
夏目 わかります、役を通して、忘れてはならない過去や新しい価値観に触れることができるのも、お芝居の良いところですよね
では、最後の質問になりますが、今回の作品は「一枚のハガキ」という題名です。お二人はハガキや手紙についての思い出などありますか?
宮崎 そうですね……。ハガキと聞くと、六歳のときに郊外実習で郵便局を訪ねた思い出が浮かびます
紙をすいて手作りのハガキを作り、初めて手紙を自分一人で投函しました。
「おばあちゃんありがとう」みたいな簡単な文だったんですけど、受け取った祖母は額にいれてずっと飾ってくれていました。
手紙に直筆した想いって言うのは、やっぱり声に出した言葉以上のものが乗るんだな、と思いました。
今回の「一枚のハガキ」でも稽古を重ねながらそのことを感じています。
桑原 めちゃくちゃ素敵なエピソードじゃないですか!このあとに言いづらいな(笑)
うーん…。自分は手紙と言っていいのか分からないですが、役者の道に戻ろうと決めることになった一枚の合格通知書ですかね。
自分は当時色々とあり、役者の道を一度諦めました。それから6年くらい経ってもう一度だけチャレンジしてみようと思った時に、「劇団昴」と出会い、劇団員になるために研修生から積み重ねていき、劇団員に昇格しました。その時にもらった通知書を1番覚えています。
というのは、昇格できなければ役者の道は諦めようと最後のチャレンジという気持ちで望んでいたからです。だから、今この場所にいられるのはその一枚の通知書から始まったことだと感じています。
すみません。なんか自分だけのエピソードで…。しかもちょっと暗い話題で…(笑)
夏目 ありがとうございました!!それでは最後にお二人から一言お願いします。
桑原 3月16日から20日までの公演です!
宮崎 場所はこくみん共済coopホールスペース・ゼロです!
桑原・宮崎 皆様劇場でお待ちしております!!
夏目 あっ、わたしも出演してます!
桑原・宮崎 ですよね(笑)
3人 よろしくお願いいたします!!
前列右から=桑原 良太、宮崎 貴宜
後列=夏目陽希
次回の更新予定は2/16です!
お楽しみに〜〜^^
研修生の夏目陽希です。
今回は「一枚のハガキ」で兵事係A.Bを演じられますお二人にきていただきました。
よろしくお願いいたします。
桑原・宮崎 よろしくお願いいたします!!
桑原 兵事係Aを演じさせていただきます桑原良太です。
宮崎 同じく兵事係Bを演じさせていただきます宮崎貴宜です。
夏目 では早速お話を聞かせていただきます。
桑原・宮崎 はい!
夏目 まずお二人の役である兵事係ですが、どういったお仕事をしていたのでしょうか?
桑原 戦時中の役場にあった係で、仕事としては徴兵検査を受ける人の事前調査や、その村の軍人のリストなどを管理することが主な仕事でした。
夏目 そうなんですね。
宮崎 その他には村人に召集令状や戦死の知らせを届けることも任務だったようです。
夏目 とても辛いお仕事もされていたんですね。
桑原 歴史を調べると、兵事係の持っていた資料などは敗戦が決まると燃やすことを命令されたようで資料自体がとても少なく探すのがなかなか大変でした。
宮崎 文献やネットの記事などを頼りに、どんな想いでどのように業務に臨んでいたのかを必死に探しました。
最終列車で届いた召集令状を深夜に届けることも多かったと言います。
寝静まった家の戸を叩く、その時の気持ちは筆舌に尽くしがたいものだと思います。
夏目 なるほど。そんなことがあったんですね。知りませんでした。
宮崎 自分達も調べるまでは知りませんでした。色々と学んでいくうちに、役だけでなく普段のニュースや歴史についての見方も変わってきた気がします。
夏目 わかります、役を通して、忘れてはならない過去や新しい価値観に触れることができるのも、お芝居の良いところですよね
では、最後の質問になりますが、今回の作品は「一枚のハガキ」という題名です。お二人はハガキや手紙についての思い出などありますか?
宮崎 そうですね……。ハガキと聞くと、六歳のときに郊外実習で郵便局を訪ねた思い出が浮かびます
紙をすいて手作りのハガキを作り、初めて手紙を自分一人で投函しました。
「おばあちゃんありがとう」みたいな簡単な文だったんですけど、受け取った祖母は額にいれてずっと飾ってくれていました。
手紙に直筆した想いって言うのは、やっぱり声に出した言葉以上のものが乗るんだな、と思いました。
今回の「一枚のハガキ」でも稽古を重ねながらそのことを感じています。
桑原 めちゃくちゃ素敵なエピソードじゃないですか!このあとに言いづらいな(笑)
うーん…。自分は手紙と言っていいのか分からないですが、役者の道に戻ろうと決めることになった一枚の合格通知書ですかね。
自分は当時色々とあり、役者の道を一度諦めました。それから6年くらい経ってもう一度だけチャレンジしてみようと思った時に、「劇団昴」と出会い、劇団員になるために研修生から積み重ねていき、劇団員に昇格しました。その時にもらった通知書を1番覚えています。
というのは、昇格できなければ役者の道は諦めようと最後のチャレンジという気持ちで望んでいたからです。だから、今この場所にいられるのはその一枚の通知書から始まったことだと感じています。
すみません。なんか自分だけのエピソードで…。しかもちょっと暗い話題で…(笑)
夏目 ありがとうございました!!それでは最後にお二人から一言お願いします。
桑原 3月16日から20日までの公演です!
宮崎 場所はこくみん共済coopホールスペース・ゼロです!
桑原・宮崎 皆様劇場でお待ちしております!!
夏目 あっ、わたしも出演してます!
桑原・宮崎 ですよね(笑)
3人 よろしくお願いいたします!!
前列右から=桑原 良太、宮崎 貴宜
後列=夏目陽希
次回の更新予定は2/16です!
お楽しみに〜〜^^
| 稽古場日記::一枚のハガキ | 18:43 | comments (x) | trackback (x) |
2022,02,11, Friday
新井志啓
踊子役
高校の同級生たちが、お子さんの写真を印刷した年賀状を毎年くれます。
最初は赤ちゃんだった子が一年また一年と少しずつ大きくなり、今では小学生です。今年は「二人目が生まれました」という家族写真を送ってくれた子もいました。
わざわざ「最近どうしてる?」なんて聞けないので、こうして年に一度の報告が届くのが楽しみです。
コロナがおさまっていた時期に、お子さんを出産したばかりの同級生宅にお邪魔しました。母となった同級生が「この子が大っきくなる頃にはマスクなしで出歩ける世の中になってるといいな」と言った言葉がとても記憶に残りました。年賀状の子のように、その赤ちゃんも大きくなっていく姿が目に浮かびました。同時に、その頃にはどんな社会になってるだろうかと考えてみました。コロナは?自然環境は?今回の作品にあるような大きな戦争が起こったら…?私にできることはそんなにないかもしれないけど、彼女たちに恥ずかしくないように生きていたいと思いました。
今作品では、終戦直後のキャバレーで働く踊子の役です。
総一朗さんから、「ストリッパーのようなイメージ」と聞き、ネットの映像資料だけではいけないと思い、初めてストリップ劇場へ行きました。ダンサーの方々はみんなきれいで天使のようで、こういう職業があるのだなぁと勉強になりました。
映画「一枚のハガキ」の舞台化ということで、自分の役割は?映画との違いは?戦争、女性、貧しさについて…などなど、もっと何ができるだろうか?と考える日々です。素晴らしい作品を、より豊かにする一員になれたらと思います。
お稽古時の志啓さんを撮影!
踊り終わると自然と皆さんから拍手がo(^▽^)o
本当に妖艶で色っぽくて素敵です!
是非、皆さまお楽しみにーー!!by上林•夏目
次回の更新予定は2/13日です!
宜しくお願いいたします。
| 稽古場日記::一枚のハガキ | 12:03 | comments (x) | trackback (x) |
2022,02,07, Monday
「愛国婦人会」で出演します、茂在眞由美です。久し振りの舞台で、毎日の稽古にワクワクドキドキ、初心に帰り日々精進しております。
劇中で御神楽の場面があるのですが、そこで篠笛を担当しております。
得意の太鼓を教えながら改めて気づくことや再確認することもあります。いま稽古場で演技や演奏の魅力を再発見しています。
ハガキ・手紙についてのエピソードということで…
私の大学時代は携帯なんてまだ普及しておらず、電話か手紙でのやり取りでした。筆不精ながらもよく友達に手紙を出したりしていましたが、一度相手に届かなかった手紙があります。
私が出した手紙が届く頃に友達から電話をもらい、手紙の話をしているのですが相手はちんぷんかんぷん…。手紙が届いていないのですから当たり前ですね。その後もその手紙は届かなかったようです。どこへ行ってしまったのか…
偶然の電話でしたが、今よりも以心伝心のような偶然が多かったように思います。伝えたい思いが強かったということでしょうか…?
『一枚のハガキ』の時代はハガキすら簡単に届けることができず、一文字一文字心を込めて書いたのだと思います。届かないハガキもあったと思います。でも思いだけは必ず届いていたと信じたいです。
篠笛を練習されている茂在さんを激写しました(*´꒳`*)!!
御神楽のリーダーとして指導もしてくださっております。
いつもありがとうございます!by夏目
次回の更新は2/10です!
お楽しみに〜〜!
劇中で御神楽の場面があるのですが、そこで篠笛を担当しております。
得意の太鼓を教えながら改めて気づくことや再確認することもあります。いま稽古場で演技や演奏の魅力を再発見しています。
ハガキ・手紙についてのエピソードということで…
私の大学時代は携帯なんてまだ普及しておらず、電話か手紙でのやり取りでした。筆不精ながらもよく友達に手紙を出したりしていましたが、一度相手に届かなかった手紙があります。
私が出した手紙が届く頃に友達から電話をもらい、手紙の話をしているのですが相手はちんぷんかんぷん…。手紙が届いていないのですから当たり前ですね。その後もその手紙は届かなかったようです。どこへ行ってしまったのか…
偶然の電話でしたが、今よりも以心伝心のような偶然が多かったように思います。伝えたい思いが強かったということでしょうか…?
『一枚のハガキ』の時代はハガキすら簡単に届けることができず、一文字一文字心を込めて書いたのだと思います。届かないハガキもあったと思います。でも思いだけは必ず届いていたと信じたいです。
篠笛を練習されている茂在さんを激写しました(*´꒳`*)!!
御神楽のリーダーとして指導もしてくださっております。
いつもありがとうございます!by夏目
次回の更新は2/10です!
お楽しみに〜〜!
| 稽古場日記::一枚のハガキ | 20:00 | comments (x) | trackback (x) |
2022,02,04, Friday
こんにちは!…ん?それとも、こんばんは??
第3回は準劇団員の加藤保奈美と、研修生の宮田瞳が担当いたします!
よろしくお願いいたします!
稽古は今週から立ち稽古が始まりました。
役者一同、創意工夫をしながら進めております…!
さて、それでは今回のテーマ『ハガキ(手紙)にまつわるエピソード』について書きたいと思います。
【加藤保奈美のコメント】
愛国婦人会の一人を演じます。加藤保奈美です。一年の延期を経ていよいよ稽古がはじまりワクワクの日々です!
手紙といえば、20歳の誕生日に母から届いた手紙のことを思い出します。
当時私は警察学校にいました(役者の前は警察官だったんです)。
自分のことを考えられないくらい忙しく過ごしていたある日、寮に小包が届きました。
それは母からで、誕生日を祝う手紙とプレゼントでした。
私自身は誕生日を忘れていたのに、離れて暮らしている母はちゃんと覚えていてくれて、
大人の仲間入りをしたことを祝ってくれました。
手紙を開いて読んだ時の、胸の奥がじわわ〜んとあたたかくなっていく感覚。
今もその手紙を時々読み返すことがありますが、その度にあの頃の自分に戻ったような気持ちになります。
手紙は人の想いを残してくれるものだと思っています。
この『一枚のハガキ』は時代は違えども、現代を生きる私たちと変わらないこともあると思います。何を伝えるのか、何が伝わるのか…座組みの一員としてこれから精一杯がんばります!
【宮田瞳のコメント】
はじめまして。愛国婦人会の一人として出演させていただきます、宮田瞳です。
中学卒業の時、これまで育ててくれた両親へ手紙を書くことになりましたが、私はどうしても書きたくなくて白紙で封筒に入れたことがありました。今思えば反抗期ですが、両親には申し訳ないことをしたな...と思います。
ハガキや手紙は、どんどん馴染みの薄いものになってきました。LINEやSNS、ビデオ通話、zoom...すぐに繋がれる現代と違って、戦中・戦後の人たちは、どんな気持ちでハガキを書いていたのでしょうか。
便利な現代に生きている若輩の私が想像できるだろうかと不安になりますが、全力を尽くして当時を生きた人たちに近づきたいと思います。
今日から立ち稽古が始まりました。
少しずつ、積み上げていきたいと思います。
最後に稽古の風景をチラリ
おや…?これは一体…??
次回の投稿予定は2/7です!
宜しくお願いいたしますー!!
第3回は準劇団員の加藤保奈美と、研修生の宮田瞳が担当いたします!
よろしくお願いいたします!
稽古は今週から立ち稽古が始まりました。
役者一同、創意工夫をしながら進めております…!
さて、それでは今回のテーマ『ハガキ(手紙)にまつわるエピソード』について書きたいと思います。
【加藤保奈美のコメント】
愛国婦人会の一人を演じます。加藤保奈美です。一年の延期を経ていよいよ稽古がはじまりワクワクの日々です!
手紙といえば、20歳の誕生日に母から届いた手紙のことを思い出します。
当時私は警察学校にいました(役者の前は警察官だったんです)。
自分のことを考えられないくらい忙しく過ごしていたある日、寮に小包が届きました。
それは母からで、誕生日を祝う手紙とプレゼントでした。
私自身は誕生日を忘れていたのに、離れて暮らしている母はちゃんと覚えていてくれて、
大人の仲間入りをしたことを祝ってくれました。
手紙を開いて読んだ時の、胸の奥がじわわ〜んとあたたかくなっていく感覚。
今もその手紙を時々読み返すことがありますが、その度にあの頃の自分に戻ったような気持ちになります。
手紙は人の想いを残してくれるものだと思っています。
この『一枚のハガキ』は時代は違えども、現代を生きる私たちと変わらないこともあると思います。何を伝えるのか、何が伝わるのか…座組みの一員としてこれから精一杯がんばります!
【宮田瞳のコメント】
はじめまして。愛国婦人会の一人として出演させていただきます、宮田瞳です。
中学卒業の時、これまで育ててくれた両親へ手紙を書くことになりましたが、私はどうしても書きたくなくて白紙で封筒に入れたことがありました。今思えば反抗期ですが、両親には申し訳ないことをしたな...と思います。
ハガキや手紙は、どんどん馴染みの薄いものになってきました。LINEやSNS、ビデオ通話、zoom...すぐに繋がれる現代と違って、戦中・戦後の人たちは、どんな気持ちでハガキを書いていたのでしょうか。
便利な現代に生きている若輩の私が想像できるだろうかと不安になりますが、全力を尽くして当時を生きた人たちに近づきたいと思います。
今日から立ち稽古が始まりました。
少しずつ、積み上げていきたいと思います。
最後に稽古の風景をチラリ
おや…?これは一体…??
次回の投稿予定は2/7です!
宜しくお願いいたしますー!!
| 稽古場日記::一枚のハガキ | 17:11 | comments (x) | trackback (x) |
TOP PAGE △