今日はシュタージ側の衣裳合わせ&稽古の一日。
そして、なんと、『幻の国』劇作家の古川健さんのお誕生日!!!
古川さんは今日は稽古場にはいらっしゃらないので、稽古場にいるキャスト&演出の日澤さんから愛をこめて…♥

以下、演出助手のミケラからのコメントです。



「古川さんのお誕生日を祝う我々です。

プルパチというのは、学生時代のあだ名だそうです。

日澤さんからのお達しでかきました!!!」

プルパチさん、いえ、古川さん、お誕生日おめでとうございます!

さあ、明日からも古川さんの書き下ろし作としっかり向き合っていきますよー。
--

| 稽古場日記::ザ・サード・ステージ『幻の国』 | 23:41 | comments (x) | trackback (x) |
今日稽古場に行くと、そこは今までと別世界!


昨日の仕込みで、こんな風に色を塗っていたセットの壁が立ち、家具も小道具もかなり揃い…昨日男性陣とスタッフさんが仕込んでくれた形に、感激!!!
そして今日はアパート側のキャストの衣裳合わせでした。今回、アパート側キャストは、何パターンも細かく衣裳替えがあります。年代が変わるシーンもあれば、季節も移り変わっていきます。役の個性と年齢に合わせて、「東ドイツ」っぽさと、時代感を出していくのは、思った以上に大変…。
ベルリンの壁崩壊は1989年11月9日
東西ドイツ統合が1990年10月3日
この2つの歴史的な出来事に向けてカウントダウンされていくわけです。
ベルリンの壁崩壊は、タイムリーに知らない世代でも、カップヌードルのCMの映像を覚えている方も多いかと思います。
ベルリンの壁が崩壊は、「偉大なる勘違い」がきっかけであれよあれよと言う間に、予想外に一晩にして起きたものすごくドラマチックな出来事です。
東ドイツ政府のスポークスマン、シャポフスキーが記者会見で言ってしまった不用意な一言から、それを聞いた国民が検問所に殺到、そして、あの有名なハンマーで壁を打ち破る映像や、壁の上で抱き合う人々の熱狂へとつながった…。
私もニュースでベルリン崩壊の映像を見て物凄く驚いたのを覚えています。(ええ、タイムリーにニュース見てた世代ですとも!)
このあたりの事、もしご興味持たれましたら、チラッと、Wikipediaとか見て頂けたら、観劇の隠し味のうま味が増すのではと思われます。
明日はシュタージ側の衣裳合わせと稽古です。
8月明日で終わりなんですねえ・・

| 稽古場日記::ザ・サード・ステージ『幻の国』 | 23:29 | comments (x) | trackback (x) |
今日は、仕込み最終日、Pit昴は上から下まで大賑わいでした。

そして今日の役者紹介は、フランツ役の、田中久也君。


シュタージ側なので、私達アパート側住人とは顔を合わせることはありません。今回、共演初めてだね、もしくは、共演したことあるけど台詞交わすの初めてだね、というメンバー、結構多くて新鮮です。
田中君は、普段は控えめでソフトな青年なので、シュタージのイメージではないのですが…
東ドイツ関係の文献を読むと、え?この人が?という人がシュタージだった、という記述や写真も目にします。
シュタージは、非公式協力員と呼ばれる一般市民も使い、とにかく国民を監視して個人に関するファイルを沢山作り続けていました。
ベルリンの壁が崩壊し、東西ドイツが統一され、シュタージ本部は博物館として残されることになり、また、シュタージファイルは、閲覧可能となりました。
そのため、家族や友人、同僚の裏切りに愕然とした人たちが本当に多くいたそうです。
稽古中に、日澤さんからの「皆さんは東ドイツ国民だったらシュタージファイルを見たいと思いますか?」との問いかけにそれぞれ答えていたのですが、「見ないと思います」と答えたのは久也君だけだったのが印象的でした。

久也君は小道具の補佐をしつつ、色々仕事をやってくれています。優しい心根の久也君が、どうシュタージのフランツとして舞台で生きてくれるか、乞うご期待です。

| 稽古場日記::ザ・サード・ステージ『幻の国』 | 23:39 | comments (x) | trackback (x) |
本日は稽古休み。
でもPit昴ではセット作りが、舞台監督の三輪君の指示のもと、男性出演者&非出演者のお手伝いメンバーで朝から行われております。

そして今日は、その舞台監督、三輪学君のお誕生日!
作業のお昼休みに合わせて、誕生日サプライズ(?)。
しかし、ここにいるのは、ほぼメンズ…。
よって、このように、野郎に囲まれたハッピーバースデー写真になりました。



心なしか、三輪君の顔が暗いです…。
この後、野郎に囲まれて、ケーキのロウソクを吹き消していました。

(本当は、稽古場には私と悠悠もいたのですが…そして悠悠が携帯で選んでくれたバースデーソングが、何とも言えないオカリナ調で、益々この雰囲気をかき立ててくれていました。)

三輪君、『ラインの監視』の旅公演にスタッフとして行っていて、休む暇なくこちらの仕事に入ってくれました。

三輪君、お誕生日おめでとう!!!!!
--
高山佳音里(こうやま かおり)

| 稽古場日記::ザ・サード・ステージ『幻の国』 | 07:12 | comments (x) | trackback (x) |
今日の役者紹介は、ルドルフ役の石田博英氏。同期です。

8月初旬まで、劇団本公演『ラインの監視』の旅公演で九州を回っていました。帰京したその日にこちらの稽古に初合流、即稽古に入るというハードなスケジュールでした。
『ラインの監視』での彼の役、クルトもドイツ人のレジスタンスという設定。今回のルドルフは、東ドイツ人のシュタージ。どうやら今年はドイツ人尽くしな一年のようです。(ちなみに、『幻の国』が終わったら、また『ラインの監視』の旅公演後半がスタートするのです!)

そんな石田氏は、劇団チョコレートケーキさんとの今回の企画の橋渡しを担ってくれたキーパーソン。他にも大道具や、美大出身なところを活かして、ある細かい作業を受け持ってくれたりしています。

男性陣の中では最年長キャストの石田氏のドイツ人に乞うご期待!


さて、稽古の方は、まだまだ台本のカットが入って
います。日澤さんは、一度ノーカット版の台本の台詞を役者が身体に入れて、カットを加えていっても、そのカットになった部分が役者の中に積み重なっていくことを目指しています。時には違う部分から言葉を「移植」することもあります。もちろん役者としては大変な部分もあるのですが、カットがうまくいって、古川さんの書いた台詞が、少しずつしっくり自分の中に収まっていくのは何とも言えない快感すら感じます。

8月も残すところ後少し、頑張らねば!!!

高山佳音里(こうやま かおり)

| 稽古場日記::ザ・サード・ステージ『幻の国』 | 23:07 | comments (x) | trackback (x) |
昨日は稽古休み。何人か美容院に行って、役の髪型にシフトしたメンバー(私もですが…)がいて、ちょっと新鮮な金曜日…。
今日の役者紹介は、グスタフ役の永井将貴君です。


今まで永井君がやった事がないキャラクターです。
シュタージ側はとても大変だと思います。そもそも日本ではナチスを扱った映画や芝居は色々あれど、、シュタージを扱ったものはあまり馴染みがないので、「シュタージ(国家保安省・秘密警察)」という言葉もメジャーではないと思います。
そして今回のキャストには永井君が二人います。
日澤さんの提案で、先輩の永井誠君を「永井君」、永井将貴君を「まさき君」と呼び分ける事になりました。で、将貴君のスタッフワークは、チラシ折込とチラシ管理。公演のチラシが後どれくらい残っているのか把握しつつ、他公演のパンフレットに折込をかけていく係です。フットワーク軽く動いてくれております。もし、観に行った公演で、『幻の国』のチラシがパンフレットに折込まれていたら、将貴君の顔を思い出して下さい。

ちなみに、以前集合写真を載せましたが、そこにお仕事でいなかったのは将貴君です。そしてなぜか、福永君が写ってないことに先程気がつきました。なぜ?!?!
--
高山佳音里(こうやま かお
| 稽古場日記::ザ・サード・ステージ『幻の国』 | 22:46 | comments (x) | trackback (x) |
本日は、またまた多忙の高山さんに代わり落合が担当いたします。

昨日は初めての粗通し(高山さん曰く、荒ぶる通しでもある)でした。
劇中どんどん場面がかわるこの作品。
直前に全ての転換の段取りを一気につけたので、私は転換を滞らせずスムーズにやることが頭の大半を占めておりました。
通したバランスを見て、まだまだ台本を変えていくようです。
稽古場では穏やかなまま、常に集中力マックスで見ていて、どんどんダメを下さる日澤さん。エネルギッシュです。

さて、今日の役者紹介は、クララ役の林 佳代子さん。


最近では「親の顔が見たい」や「クルーシブル」などで、想いを秘めた耐える役も多い佳代子さんですが、今回はすごく新鮮なキャラクターです!
佳代子さん本人に近いかも。
キラキラしていてとてもチャーミングです。
私演じるマリアとは親友役で、シリアスな場面もあるのですが、さすが先輩の安定感で、とっても頼りにしています。

本日の稽古休みをはさみ、明日は大幅にまた台本に手直しが入る予定です。
集中していきます!

| 稽古場日記::ザ・サード・ステージ『幻の国』 | 19:40 | comments (x) | trackback (x) |


今日の役者紹介は、エマ役の石井ゆきさんです。
エマさんはアパート側で最年長、戦前のドイツを知っている唯一の登場人物です。ゆきさんは実年齢はエマさんよりずっと若いのですが、歴史の重みのあるセリフをしっかり受け持ってくれています。

実はゆきさん、1990年の『アルジャーノンに花束を』初演キャストでして、チャーリーのお母さん、ローズを演じてました。当時、なんとチャーリー役の牛山さんより年下だったそうです。こういう、年齢の逆転が起こるところが舞台の醍醐味の一つですね。

そして実際に息子さんがいるゆきさん、時々、若手後輩男子に対する対応が「お母さん」モードに見える時があってほのぼのとしちゃいます。

昨年の『グリークス』では、過激な衣裳ではっちゃけた役も演じてましたが、今回は、真逆のしっとりとした役どころ、です。お楽しみに!

--
高山佳音里(こうやま かおり)
| 稽古場日記::ザ・サード・ステージ『幻の国』 | 19:42 | comments (x) | trackback (x) |
昨日の作業で、客席や舞台、楽屋など少しずつ整ってきました。
今日もチキチキとクライマックスに向けて、アパート側、シュタージ側の稽古が進んでいます。

今日から稽古開始時間が1時間早くなり、終了時間も1時間遅くなりました。
私達はそれぞれ出番がない場面がありますが、演出の日澤さんはそうはいきません…。
稽古時間が伸びた分、尚大変に…。
スレンダーな身体でフットワーク軽く演出をしていく日澤さん、さぞエネルギーを消耗すると思います。
そんな日澤さんの稽古場のお供はカリカリ梅。必ずこれを毎日買って来るようです。

写真は、某大作漫画に対する熱い想いを語る日澤さんと、その隣にいつも座する今回演出助手のミケラこと、木村雅子ちゃん。なかなかいいコンビネーションです。


そして、チケットですが、ポストショートークの日がかなり埋まりつつあります。
平日夜公演は、お座席余裕があります。ぜひ、皆様お誘い合わせの上、ご来場お待ち致しております!



--
高山佳音里(こうやま かおり)

| 稽古場日記::ザ・サード・ステージ『幻の国』 | 19:11 | comments (x) | trackback (x) |
昨日は久しぶりに全キャストが集まりました。
普段、アパート側(女性チーム)とシュタージ側(男性チーム)に時間で分かれて稽古していたので、人が沢山いる感じ…

そして、アパート側のシーンで…。
私の、カタリーナとマリア役の落合るみちゃん二人の重い雰囲気のシーンの後、マリアがドアを開けて玄関に向かうところで…るみちゃん、いきなりドアを引いて開けようとするのですが、このドア、押して開けるタイプのドアです。
もう何日も稽古でこのドア開け閉めしてるのに…
しかもここ、マリアのアパートの部屋、という設定なのに…。
しばし、ドアを引きまくって立ち往生したあげく、ようやく押して開けられましたが、見守っていた一同、唖然としました…。
あり得ないミスにしばし落ち込むるみちゃん…。



こんな感じでした。(再現してみました。)
そういえば、るみちゃん、「隣で浮気?」という芝居の時も、ドアに激突して頭を打ち付けたりしてました。るみちゃん、しっかり!

ちなみに、ドイツのドアは、玄関も含め内開きなのですが、部屋の構造上、今回はあえて外開きになっています。
海外でも場合によってはスペースに合わせてドアの開けを変えてるようなので…


この日は、稽古の後、衣裳の藤田さんがいらして、第一回目の衣裳合わせ、時代と東ドイツと双方で、使えない素材やスタイルの縛りがあって結構大変です…。


そして、本日は稽古はお休み。
稽古場で諸々作業をする日です。
集合してみたら、お揃いの劇団Tシャツの人が二組!しかもどちらもピンク!何かやだ、恥ずかしー!



私とるみちゃん、「隣で浮気?」Tシャツ、慎平君と関ちゃん、「街と飛行船」Tシャツ。

さあ、チキチキと作業頑張りましょう!

--
高山佳音里(こうやま かおり)
| 稽古場日記::ザ・サード・ステージ『幻の国』 | 16:52 | comments (x) | trackback (x) |

  
CALENDAR
S M T W T F S
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31   
<<   08 - 2017   >>
LOGIN
現在のモード: ゲストモード
USER ID:
PASS:
CATEGORIES
OTHERS
POWERED BY
POWERED BY
ぶろぐん
SKIN BY
ブログンサポート