芸術の秋
2回目の執筆をさせていただきます。福田匡伸です。皆様いかがお過ごしでしょうか?
9月もあと数日、気温も下がり一気に秋の様相を見せ始めました。


さて、今週より通し稽古が始まり『イェルマ』の舞台も着々と完成に近づいてきています。
そして通しで改めて『イェルマ』で紡がれる台詞の美しさを感じております。

作者である、フェデリコ・ガルシーア・ロルカは劇作家であると共に詩人でもあり、絵も描きピアノも演奏し即興で歌も作っていた多才な芸術家でした。そんな彼が『イェルマ』に込めた子どもを授かることへの想いは、時に心地よく、時に生々しさをもって僕の胸に突き刺さります。
まさに芸術に愛された彼の世界観をいかに表現するか、役者として誇らしさを感じずにはいられません。

今回の『イェルマ』でも台詞と歌、体全体で、観客の皆様に現代にも通じる彼の想いを届けたいと思います。


写真は自分達が出ているシーンを表しているメンズチームです。


(左から洲本大輔、永井誠、宮崎貴宜、福田匡伸)

これは…一体何を表しているのか(笑)
是非芸術の秋にpit昴で『イェルマ』をお楽しみください。

※注意※
本当はこのようなシーンはありませんのでご安心ください。

男2役 福田匡伸(ふくだまさのぶ)
| 稽古場日記::ザ・サード・ステージ『イェルマ』 | 16:18 | comments (x) | trackback (x) |
密度上昇中。
こんにちは。
本日の担当はブログ初めましての準劇団員、洗濯女1・女1役の山田梅(やまだうめ)でございます。
よろしくお願いいたします。

さてさて、劇団昴ザ・サード・ステージ『イェルマ』、本番まで2週間を切りました!
わ〜〜〜〜!!!
早すぎて焦る気持ちと、早くお客様にお見せしたいわくわくで、心がてんやわんやです。

過ごしやすい気温になってきた世の中に逆らって、稽古場は日々熱を増しております。

『イェルマ』は1930年代のスペインが舞台なのですが、さすが情熱の国スペインのお話なだけあって、登場人物たちの熱量が並じゃないです。

なんでしょう。なんというか、現代とは濃さが違う感じ。濃密。渦巻いてます。
つるつるさらさらではなくて、ざらざらどろどろなイメージ。
においがある感じです。土とか水とか人とか。

世間だとか固定観念だとか家だとか、なにかに縛られながら、でも力強く生きる女性たちは、人間らしい生命力に溢れていて面白いです。
やっぱり人は綺麗なものだけじゃ出来てなくて、そこが面白いなぁと。

それぞれ役づくりに励む役者たちですが、稽古の初めの頃に演出の金澤さんが仰った言葉がとても印象的でした。
「役づくりに迷ったら、より負荷のかかる方を選びましょう」

われわれ現代人がロルカの世界にたどり着くためには、普段のままの感覚では難しく、闘っていかなければなりません。

稽古場ではみんな試行錯誤の毎日です。
苦しい場面にたくさんのものを抱えて果敢に挑んでいらっしゃるイェルマ役の市川奈央子さんをはじめ、みんなの闘っているお芝居を見ているとぎゅっと鷲掴みにされます。いや、もう、ほんとに観ていただきたい!

妻イェルマと夫フアンがどんな結論にいたるのか、ぜひ劇場でヒリヒリしながら見届けてください。

私もより面白いものをお届け出来ますよう、まだまだまだまだ挑みます。

以上、山田梅でした。
| 稽古場日記::ザ・サード・ステージ『イェルマ』 | 10:58 | comments (x) | trackback (x) |
情熱のトリガー
おはようございます!
今回のブログ担当は、準劇団員の夏目陽希(なつめはるき)です。
初めてのサード公演!
私は「メス」「洗濯女(モニカ)」の二役を演じます。


お稽古前に舞台を独り占めしてました。
ふざけているように見えますが、しっかりと身体の準備していきます〜


突然ですが、皆さまは「情念」という言葉を聞いて何を思い浮かべますか?

好きな人に告白できなかった後悔とか
自分にはないものを持っている人に嫉妬したり
あの時こうしていればよかったのにとか
解決しようもないものをずっと待ってしまう
ドロドロとしたすっきりしない気持ちになったことは
誰でも一度はあるのではないでしょうか。

『イェルマ』に登場するキャラクターは皆それぞれ情念を抱えながら生活しています。
現代のわたしたちと同じですね!
1930年ごろの作品ですが、現代を生きるわたしたちも「あーわかる、わかる!」と共感する部分も多いので、楽しんでいただけると思います!!

生きるって苦しいですからずっとモヤモヤが晴れないときもあります。
でもそういう時だからこそ、なんとかして自分の力で舵を切りたいと私は強く思っているんです。

同じ後悔をしたくない!
私をわかってほしい!
そうやって自分を鼓舞しています。
毎日毎日、己との戦いです(笑)

そして気がついたことは、何かを為すためには情熱だけではなく「情念」も必要な要素だということ!
イェルマ、フアン、全ての登場人物が抱える情熱の裏にある「情念」を感じていただけたら幸いです。
そのためにもわたしたち役者は、スタッフさん、制作さんをはじめ、周りの方々に支えていただきながら全身全霊で臨みます!!!


最後になりますがメスの紹介を少し(洗濯女は他の方が紹介してくださっているので割愛します…)。

メスというのは、生殖行為の象徴であり、本能的に快楽を求める情熱的な役でございます!
今まで健気、純粋、善良、真面目な役に御縁がございましたので今回大変驚きましたが、メスができてとても嬉しいです!!
新しいことに挑戦する機会をいただき、毎日興奮しております!!!身体は筋肉痛の嵐です!
NEWタイプの夏目を、是非劇場でお確かめくださいませ。



オス役の宮崎貴宜さんと私♪
この日はおそろコーデでした!
役とは真逆なさわやかな写真。
本番を見終わった時、きっとあなたは、もう一度こちらの写真を見たくなることでしょう…(^^)


皆さまのご来場を心よりお待ちしております!

夏目陽希
| 稽古場日記::ザ・サード・ステージ『イェルマ』 | 12:54 | comments (x) | trackback (x) |
似ている二人
初めまして、準劇団員の賀原美空(がはらみく)です。
入団一年目、初のブログ投稿です!

『イェルマ』が劇団での初舞台となります。

初舞台の役柄は、なんと洗濯女2と女2です。
2という数字にご縁があるのでしょうか(笑)

この二役、勝手に名前をつけております。

洗濯女2が「ジョセフィーナ」
女2が「ジョセフィーヌ」です。

敢えて似た名前にしたわけではないのです。

元々、洗濯女2のみに「ジョセフィー"ナ"」と名付けていたのですが、度々「ジョセフィー"ヌ"」と間違えられるので、なんだか愛着が湧いてきてしまって、まだ名前をつけていなかった女2の方につけることにしました(笑)

似た名前の二人ですが、境遇は正反対です。(ここからは私の妄想設定話です)

まず、洗濯女「ジョセフィーナ」は27歳で、5歳の男の子と7歳の男の子の二児の母です。
旦那はワイン用のブドウ農家で、自分からアプローチして恋愛結婚しました。かなり幸せな人生かと思いきや、頻繁に家に来る姑が厄介なんですね…。
日々姑と戦いながら、子供と旦那のお世話に励んでおります。

そして女2「ジョセフィーヌ」は25歳で、既婚者ですが子供はいません。
幼馴染の羊飼いに思いを寄せていたのですが、結婚相手は父親に決められました。
旦那はお金はありますが、自分の父親に似たぶっきらぼうな人で、日々気が滅入る生活をしています。

そんな2人ですが、劇中では日々の抑圧から解放される瞬間を生きています。
そしてその役目を担える私は、とても幸せ者だと思います。

初舞台ですが、臆せず、2人の生き様をお届けします。



名前の似た二人の役紹介をさせていただきましたが、役者にもよく似ていると言われる二人がいます。


それは私(賀原)と、同期の中島鱗(なかじまりん)ちゃんです。







養成所の時から一緒に過ごしている同期で、いつも同じ髪のまとめ方、デコ出しスタイルなので、双子と呼ばれることもあります(笑)
劇中、全てのシーンで一緒なので、とても心強いです。

ダンスがとっても上手なので、皆さま要注目してください!!
私も妖艶な身体裁きを見習って頑張っております。

そろそろ通し稽古…!!
より一層気合を入れて、本番まで一歩一歩、力強く歩んでいきます。
| 稽古場日記::ザ・サード・ステージ『イェルマ』 | 09:02 | comments (x) | trackback (x) |
ロルカって...どんな人?
読者の皆さまは、
「スペイン」と聞いて
真っ先に何を思い浮かべるでしょうか?

海外旅行やレジャーがお好きな方ならサグラダ・ファミリアや闘牛、音楽やダンスがお好きな方ならフラメンコ、食いしん坊ならパエリアやイベリコ豚…といった所でしょうか。

僕の場合は、断然『バルセロナ』です。なぁんて、行ったことありませんけど。

バルセロナ五輪を回顧する映像には、必ずと言っていいほどバックに流れる曲『バルセロナ』。フレディー・マーキュリーが作曲し、オペラ歌手モンセラート・カバリエと共作したデュエット曲の傑作です。

…と、前置きが誠に長い永井誠が本日のブログ担当です。羊飼いのビクトルを演じます。


映画『ボヘミアン・ラプソディー』のヒット以来、にわかクイーンファンの増えたこと!ライブエイドを生で観た(もちろん衛星放送で)僕からすれば、「何を今さら」感はあるものの、
フレディーの魅力が世の中に再認識されたことは大きな喜びです。

…と、
『イェルマ』と全く関係ない話が延々続いておりますが…
ご安心ください。戯曲とは直接関わりがないものの、その作者=ガルシア・ロルカとは大いに繋がりがあります。



読み合わせ稽古に際して、このたび翻訳をしてくださいました田尻陽一先生に「イェルマという戯曲について」「かの時代のスペインの国情について」そして「作者ガルシア・ロルカについて」などなど、多岐に渡りレクチャーをしていただきました。

その中で
「ロルカは何ゆえ“スペインの国民的作家”と言われるのか」という僕の質問には、「内戦下での、その鮮烈な最期の影響も大きいだろう」とのお答え。

鮮烈な最期。情熱的な生きざま。
夭折の、国民的芸術家。
裕福な出自と複雑な家庭環境。
同時代の芸術家たちとの交流。相反して抱える孤独。性的マイノリティー。
詩人。グラフィックアーティスト。
ピアノで自作を奏でる演奏家。。

田尻先生は、ロルカの写真も多数用意してくださいました。中にはパートナーと撮ったものも。そのいずれの写真で見ても…スペイン人だから、かも知れませんが…

顔が濃い!!

…以上、で、

思い浮かんでしまうわけです。
同様の特性を持つ孤高のアーティスト=フレディー・マーキュリーが。。

彼の紡ぐ旋律の圧倒的な美しさは、クイーン全盛時まだ子供だった僕でも存分に感じ取ることが出来ました。姉が買ったレコードを、夢中で、それこそ針が擦りきれるまで聴きました。

が、
その『詞』については…謎だらけ。
中高生になって辞書を引き引き調べ、字面通りの意味はとりあえず分かってみたものの…その裏に隠された痛みや悲しみを、果たしてどこまで理解していたことか。。


詩人ロルカの作品、
とりわけ今作『イェルマ』には、物語に沿った情緒豊かな『詩』が幾つも盛り込まれています。素朴な詩、美しい詩。寂しい詩、陰鬱な詩、悦楽的な詩、ちょっと恐ろしい詩…。

ロルカが作り田尻先生に活かしていただいた それらの詩を、
我が身を通して、

時には歌で、

時にはムーブメントで

お客様の心にお伝えすること。
これもまたこの戯曲に挑むうえでの使命。
皆で日々模索しながら、奮闘中です♪
| 稽古場日記::ザ・サード・ステージ『イェルマ』 | 00:15 | comments (x) | trackback (x) |
こっそり紹介...秘密の衣裳!
イェルマのエは、小さなェ!

イエルマと間違いがちですがイェルマです。
発音もスペインっぽく言うとさらにかっこいいです。

…はい!若い娘役の、新藤真耶です。
何度かブログに登場している、自分の役の名前を命名する!シリーズですが、私は若い娘を"ルチア"と名付けました。稽古場でもルチア、さらにはルチーアとあだ名のように呼ばれています。

ルチアには光という意味があります。
お母さんのドローレスは悲しみ。対照的な意味合いはどうだろうかと考えました。

イェルマや、他の役名にも意味があります。
気になって欲しいのでここでは多くは語らないようにしたいと思います。(今後のブログで登場する?それとも観てからのお楽しみ?乞うご期待!笑)



そしてこの昴のブログにも何回か衣裳チーフとして載せて頂いていましたが、今回も役者兼衣裳チーフを担当しています。

衣裳チーフの主な仕事は衣裳のメンテナンス、管理。衣裳さんとのホウレンソウ。衣裳合わせの運営などなど。何度経験しても奥深いお仕事です。


衣裳合わせによって決まった衣裳を着て稽古ができるまで、役者は衣裳デザインを元にした稽古着で稽古に臨みます。

スカート、三角巾、帽子、パンプス…
どれくらいまで激しく動けるのか?立ったり座ったりする時にどうやって裾を捌くのか?普段慣れていない付属品に慣れるには?

自分をよく魅せてくれる衣裳だからこそ素敵に着こなす努力も大事なのだと学びました。

衣裳さんそれぞれお持ち頂く衣裳デザインはいつも素敵で大好きなのですが、ここでは残念ながらお見せできないので衣裳デザインを再現している先輩後輩を激写!!!快く、なんならノリノリで!?撮影に応じてくださいました!さすがです!




マリーア役髙橋慧さん
編み込み!ポーズ!と、サービス精神旺盛です!




ビクトル役永井誠さん
どんなお仕事をしている役なのか滲み出ていませんか!?台本までアピールしてくださいました!




リンバァならぬ隣村の老婆役寺内よりえさん
衣裳に忠実にしてるからバレちゃうわね!と言いながら可愛らしいポーズをしてくださいました!このブログを読んでくださっている皆さんと私だけの秘密ですよ!笑笑


ということでぜひご来場頂きましてどれだけ再現していたか答え合わせしてみてください!


by、ルチア
| 稽古場日記::ザ・サード・ステージ『イェルマ』 | 00:06 | comments (x) | trackback (x) |
稽古場から劇場へ
初めまして!
4月から準劇団員となりました、洗濯女6・女3役の中島鱗(なかじま りん)と申します!

洗濯女役の皆さんから自分で考えた役名をブログに載せるのが流行っている、と聞いたので私も便乗して、、、
洗濯女6ことアンヘラです!スペイン語で天使という意味です
しかし洗濯女達の会話の内容は天使の可愛さからはかけ離れたものになっているとかなんとか…


時間が経つのは早いもので、つい最近立ち稽古が始まったかと思えば、初日まで3週間を切りました

今回の劇場のPit昴は、実は普段私たちが稽古場として使用しているところなんです!
アハ体験のように少しずつ少しずつ稽古場が劇場仕様に毎日姿を変えています。


写真に写っているのは準劇団員の横井麻子さん!カメラを向けると面白いポーズを取って下さりますが、義姉2の時は近寄り難いです…笑


こちらは先日の作業日に若手女子達で切ったり割いたり縫ったりした布達!
全部繋ぎ合わせるとかなりの大きさ!!
さてさてどこに使われるのでしょうか…?
(本日のブログの写真のどこかにチラッと写っているかも??)


客席も既に完成しており私達も稽古をお客様と同じ目線で見ることが出来、楽しんでいます

今回の客席は舞台に対して斜めに作られており入口側と奥側があります!
※写真の客席は舞台から見て入口側です

お席の位置や高さによってイェルマの世界を毎回違った視点でお楽しみいただけます!

皆様のご来場心よりお待ちしております!
| 稽古場日記::ザ・サード・ステージ『イェルマ』 | 02:32 | comments (x) | trackback (x) |
現代に生きる男として
はじめまして!
今年から劇団昴の準劇団員となりました、福田匡伸と申します。
入団する前から劇団のブログを拝見していたので、まさか自分が書かせて頂けることになるとは感無量です。
今後ともよろしくお願い致します。

さて、僕が演じる『男』ですが、肉食で開放的、ラテンで陽気な生命力に溢れた登場人物です。
スペインの情熱的で本能に従う男性像は大変魅力に溢れており、
役者として男性の根源に迫る役を演じることに喜びを感じてます。
女と男、官能的で躍動する「イェルマ」の空間を、僕も「男」として表現していきます!

ですが、転換での僕たちはというと…?

劇場で是非お確かめください!!

男2役 福田匡伸



(左から洲本大輔、福田匡伸)
| 稽古場日記::ザ・サード・ステージ『イェルマ』 | 01:00 | comments (x) | trackback (x) |
久しぶりの稽古場
洗濯女5(ガブリエラ)・老婆2(ローザ)役の奥原千加です。

ブログ初投稿です!
そして、子育てなどでお休みし、なんと17年振りの舞台です!
昴の公演はずっと観ていて、いつかまた演りたいと思っていましたが、有難いことにこの『イェルマ』で機会を頂きました!

役を演じるときには、台本に書かれてないこともあれこれ考えていくわけですが、「洗濯女」メンバーもそれぞれの設定を話し合っています。
ちなみにガブリエラは45歳、夫は幼馴染で、オリーブ畑で働いている。夫婦仲は良いが、最近は新田真剣佑似の若い肉体美の羊飼いにときめいている♡とか勝手な想像をしています!
洗濯場のシーンは歌とムーブメントもあり、汗だくです!

(左から山田梅、大矢朋子、夏目陽希、中島鱗、賀原美空、奥原千加)

ローザは70歳くらいで、娘がお世話になったことでドローレスに心酔し、老婆1(カテリナ)と共に熱心な信者でもある…
イェルマと共にお客様も神秘な世界にいざないます!

(左から、大矢朋子、市川奈央子、林佳代子、
奥原千加)

それから、稽古の時は自分が出演していないシーンが観られるのも楽しみです!
イェルマが苦しんでる姿に胸がしめつけられ、夫ファンとの心のズレに夫婦ってなんだろうか…と考えたり。
演出家の金澤さんが「この芝居は全然古くない!」と仰っいましたが、その通りです!
だからこそ、皆様にご覧頂きたい!!
きっと、それぞれに何かを感じて頂けると思います!!

そして、全員でひとつのものを創り上げていく世界に再び参加できること!本当に感謝です!
是非、劇場でお待ちしております。
| 稽古場日記::ザ・サード・ステージ『イェルマ』 | 12:29 | comments (x) | trackback (x) |
頼もしい新人たち!
本日のブログ担当
男1役の洲本大輔です。

立ち稽古が始まり早くも二週間が経とうとしています。

さて、朝稽古場に来ると準劇団員の2人が座って話していました。


今年から準劇団員になった
洗濯女役の賀原美空さんと中島鱗さんです。
彼女たちは稽古のことでお話していたようです。
洗濯女は他にも奥原さんや大矢さん
全員で6人出演します。

彼女達からしたら全員先輩に当たりますが、臆することなく全力で役と向き合う姿勢に
いつも刺激を受けています。

稽古が始まると裏付きスタッフの後輩たちが活躍します。

工藤凪紗さん、砂田佑樹くんと葛西佳貴くんです。


葛西くんは前職が義肢装具士で、なんと国家資格を持っています。
患者さんの身体にあった義肢装具を製作するため多種多様な材料を加工する、ものづくりのプロフェッショナルです。
その経験、手先の器用さは小道具作りで発揮されています。
いつもは真面目ですが意外と剽軽なやつです。


工藤さんは稽古時の音響を担当しています。
稽古が円滑に進むように、いつも適切なタイミングで曲やSEを入れてくれます。
彼女は今年20歳になりました。
ずっと飲み会の雰囲気を味わいたいと思っていたそうで、今年ついに参加出来るようになったのに、コロナがまだまだ治っていないと言うことで、制作から飲み会禁止令が出ました!
彼女の飲み会デビューも、もう少し先になりますね。


砂田くんは今回パンフレット製作を担当しています。
ロルカやイェルマのことを調べてパンフレットに載せられるよう勉強しています。
パンフレット完成に向けて、稽古が終わるといつもパソコンとにらめっこです。
とても仕事熱心な心強い後輩です。

後輩達が支えてくれているおかげで稽古ができています。
そんな彼ら彼女らに、少しでも先輩としての背中を見せられるように全身全霊で取り組んでいきます!
| 稽古場日記::ザ・サード・ステージ『イェルマ』 | 12:15 | comments (x) | trackback (x) |

  
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