「親の顔が見たい」九州編 大分(1) 矢崎和哉
 

 『名脇役?』

スタッフとして同行しております、矢崎和哉です。
私も三輪先輩と同じく『リア王』以来の投稿です。

さて、私事ではありますが九州の地に足を踏み入れるのは幼少期以来のことでそれこそ思い出といえばスペースワールドへ行ったってことだけ覚えてます。
それ以降、天気予報の行楽地情報では行くわけでもないのに意識的にスペースワールドの欄も見ています。



スペースワールド
(通過の際に撮りました)


なので、約20年ぶりに九州へ行き更に各地を訪れるのを楽しみにしていました。

そんな中、今日は大分の1日目を迎えました。

さて、名脇役とは一体誰なのか…

ヒント1
白いです。

ヒント2
舞台上には出てきません。

ヒント3
人では有りません

答えの分かった方は下記の応募先に…
と勝手な事をやってしまうと色んな方に怒られますので答えの発表です。

その名脇役とは!



"ティッシュ"(スコッティ)


今頃、ひな壇でこのブログを読んでいる方はずっこけてしまうような答えですが、役者にとってはなくてはならない存在でもあります。

感極まるなどして役者が袖にはけてくる時、熱い想いや感情から溢れてくるものを何も文句を言わずに拭ってくれるジェントルマン。

舞台の袖で見守る我々スタッフ陣、そして今回の"ティッシュ"など、見えないところで色んな人や物が支えて出来上がる一つの作品。

本日は影の名脇役"ティッシュ"をご紹介いたしました。

まだまだ長い道のりでありますが沢山の想いを背に残るステージも全力で支えて行きたいと思ってます。

矢崎和哉



ここで、ちょっと、宮本です。

相変わらず、読点「、」が、少ないね、君。
「ひな壇」って何だよ!
| 地方公演::親の顔が見たい | 00:34 | comments (x) | trackback (x) |
「親の顔が見たい」九州編 別府 佐藤しのぶ
今日のブログは、八島操役の佐藤しのぶがお届けしま~す。
今日は、別府市民劇場の例会でした。
私は以前に、「クリスマス・キャロル」の九演連・巡演の時に、別府にお邪魔しています。
会場は、その時と同じ、ビーコンプラザ・フィルハーモニアホール。



まるで、ヨーロッパのオペラ劇場のよう!
客席が4階まであって、とてもお洒落で素敵な劇場です。

このホールは、名前の通り音楽専用のホールです。
普通、音楽用の劇場は、残響が強いため、台詞が聞き取りにくく、演劇には向いていない場合が多いのですが、この劇場は残響もほとんどなく、台詞も後ろの客席まできれいに届きます。
巡演中、新しい劇場に入った時には、必ず最初に、客席の台詞の通り具合をチェックするのですが、今日のチェックは、2階席、3階席までも全部オーケーでした。
そして、台詞がよく聞こえる劇場というのは、逆に、舞台から客席の息遣いもよく聞こえるんです。
会員の皆さまが私達の演技に見入って下さっていることを舞台の上から感じます。
舞台と客席との、束の間の交流。
それは私達にとって、本当に貴重な時間なんです。

舞台の後は、担当サークルの皆さんとの交流会がありました。
ご感想と、励ましのお言葉を頂きました。
こちらの交流も、貴重なひと時です。
たくさんのエネルギーを頂いて、明日は大分に向かいます。

| 地方公演::親の顔が見たい | 02:02 | comments (x) | trackback (x) |
「親の顔が見たい」九州編 田川 宮本充
長谷部亮平役の宮本充です。
九州巡演の旅も、はや、9日目。
北九州市民劇場て、最高のスタートダッシュをきることが出来、その後も順風満帆!と思ったところに、昨日、不吉な知らせが。

「台風16号が接近中。明日24日は九州北部は大雨」

昨年の中国ブロック巡演の時、岡山から松江に移動する日の前日に大雨が降りました。
翌日は、その影響で、松江に向かう列車が全面ストップ。
運行再開の見込みはなく、我々は,急遽、タクシーを手配し、全員で山を越え、無事に松江に着くことが出来ました。
「何があっても、約束の地に辿り着く」
プロの舞台人の衿持です。

今朝、起きると直方は小雨、午後から雨は強くなるとの予報。
今夜は田川市民劇場の例会でした。
もし、途中で電車が止まり、田川に着けなかったら…
そんな不安が頭をよぎりました。
しかし、何があっても必ず約束の地に辿り着くのです。
プロとして!

田川までは「平成筑豊鉄道伊田線」を使います。
僕達は3台のタクシーに乗り込み、ホテルから平成筑豊鉄道の直方駅(始発駅)に向かいました。
僕の車には、姉崎さんと落合るみちゃん。
姉崎さんが地図を見ながら、運転手さんに色々と説明していました。

ところが、タクシーが駅に着くと、先にタクシーに乗ったはずの仲間は誰もいません。
ホームにいた高校生に聞くと、そこは、平成筑豊鉄道の直方駅から10分ほど離れたところにある、別の路線の「筑豊直方駅」という駅でした。
姉崎さんが間違えて教えたのです!

恨み言を言う暇もなく、僕達は、小雨の中、トランクを引いて、平成筑豊鉄道の直方駅に大急ぎで向かいました。
心配した、直方市民劇場の事務局長の原田さんが途中まで、向かえに来て下さり、何とか駅に到着。
仲間の待つ列車に飛び乗ることが出来ました。
運転手さんが、ほんの少しだけ出発を遅らせて待っていてくれたのです。
僕達が列車に乗り込むと、ドアはすぐに閉まり、一同、運営サークルの皆さんと手を振ってお別れ。
こうして、僕達は無事、時間通りに、田川に到着することが出来たのです。

強い雨の中、お越し下さった、田川市民劇場の皆様、ありがとうございました!

「必ず約束の地に辿り着く」
プロの衿持です。
例え、人に迷惑をかけても!
原田さん、ありがとうございました!
運営サークルの皆さん、ありがとうございました!
そして、運転手さん、本当にありがとうございました!



途中乗り換え駅の金田駅にて。
鉄道好きの遠藤を撮っている僕をカヨピン(林佳代子)が撮った写真。


次の電車を待つ間に、汗でぐっしょり濡れたTシャツを僕がホームで着替えていると、そのそばで姉崎さんが、表示板の「金田(KANADA)」を見ながら、こう言いました。
「あら、私達、外国に来たのね、カナダ~!」
呑気すぎです、姉崎さん…
それに、カナダは、「K」じゃなくて、「C」ですから!
| 地方公演::親の顔が見たい | 07:16 | comments (x) | trackback (x) |
【親の顔が見たい」九州編 直方 落合るみ
今日は、担任教師・戸田菜月役の落合るみが担当させて頂きます!

直方へやってまいりました!

さて、劇場は、大きければ声が通りりやすく、小さければ通りにくい、とは限りません。
一見、そんなに心配しなくてもいいような造りであっても残響があったり、声が聞こえにくいスポットがあったり。

東京で舞台稽古をやってから本番に臨む場合は、舞台稽古での聞こえ具合を指摘してもらって微調整することができるのですが、旅公演ではその時間はありません。

今日も開演前に、制作、舞台監督、音響さん、そして出演者に、客席に座ってもらって、聞こえづらい可能性があるセリフ(横や後ろ向きだったり、あまり音量をだせないセリフですね)を中心にチェックしました。
どれだけチェックしても、どの劇場にも聞こえにくいスポットというのは存在するようでなかなか歯がゆいところではあるのですが・・。

直方の会員の方々からは、本当に集中して見てくださっている熱気をひしひし感じました。

終演後は、交流会に私も参加させて頂きました!
いい年をして人見知りな私ですが、
ハツラツとしてあたたかく、面白い方ばかりで、あっという間の2時間でした!



劇団からのささやかなプレゼントをかけてジャンケン大会が。
昴側からはリリー・フランキーさんに激似と評判だった学年主任の星野亘さん。そして金髪の新聞店・店長の永井 誠くん。
柴田純子役の大坂史子ちゃんもいますね♪
手前のチョキが力強い!でも負けてしまってますね・・


2日だけの滞在でしたが、とってもパワーを頂けた直方でした。

またぜひお目にかかれますように!!!
皆様、ありがとうございました!!

| 地方公演::親の顔が見たい | 00:19 | comments (x) | trackback (x) |
「親の顔が見たい」九州編 便利アイテム 三輪学
こちらのブログでは『リア王』以来となります。
三輪学です。

今回の『親の顔が見たい』の九州巡演にスタッフとして同行しています。

巡演ということで、もちろん東京公演とは違って、
様々なものが『旅仕様』となるわけですが、
舞台セットもそのうちのひとつであります。

トラックに積み込む

劇場に搬入する

セットを組みあげる

本番

セットを解体する

トラックに積み込む

という手順を各会場で行うわけですから、
色々と工夫がしてあるわけです。

ひとつの会場のみで行われる公演の場合、
各パーツにわかれている舞台セットを組みあげる場合、
釘や木ネジなどが使われる事が多いのですが、

★すばやく組みあげる!
★すばやく解体できる!
★そしてセットを痛めない!

ということを考えると、釘やネジ止めはベストではないんです。

そこで今回のセットで使われているのが
この『抜き丁番』



通称『ヌキチョウ』であります。

このようにセットの連結部分につけてあります。



そう、みなさんご存知、ドアなどの開閉するものに使われている
『チョウツガイ』のようなものであります。
チョウツガイは『蝶番』などと表記されますが、
『丁番』と書かれる事もあるんです。
それでそのまま『チョウバン』と呼ばれることが多いものです。

このヌキチョウ、何が普通のチョウバンと違うかと申しますと、



このようにピンを抜きますと…



左右バラバラにわかれるんですね。



このチョウバンでセットのほとんどが連結されているんです。

組みあげるときはピンをさし、
解体するときはピンを抜く。

これだけで釘やネジを一切使わずに作業は完了します。

当然普通のチョウバンと同じ機能をもっていますので、
このように折りたたむこともできます。



今回はありませんが、あるシーンではドアがついていて開閉し、
あるシーンでは舞台転換されドアがはずされてただの開口部になる…
なんていう使い方が舞台でされることもあります。

ちなみにピンに黒い針金のような
ものがついているのは、最初っからセットにピンを備え付けておくための工夫です。
これでピンを取り出して差し込むという手間が減り、さらに作業スピードが上がります。

こんな便利なものがなぜ一般家庭に普及していないのか?

ほんとに謎です。

まず普通のホームセンターなどでは売っていません。

売ればいいのになぁと思っていますが、

よくよく考えたら一般家庭でヌキチョウが必要なことってほとんどないですね。

そりゃ売っていないわけです。

んーでもやっぱり便利だと思うんですけどねぇ。
| 地方公演::親の顔が見たい | 23:52 | comments (x) | trackback (x) |
『親の顔が見たい』九州編 北九州市(7) 姉崎公美
北九州市民劇場、例会 8ステージが終了致しました。


北九州の初日にブログを担当させて頂いたご縁で?最終日もワタクシ姉崎公美が担当です。


市民劇場の皆様、担当サークルの皆様 本当にありがとうございました!
そして勿論 ご覧頂いた会員の皆様に心からお礼申し上げます。

どんな風にお世話になったかは、毎日の担当者が書かせても頂いてますが、なんと早々に東京の劇団事務所に感想を送って下さった会員さんがいらっしゃいました。



このブログにコメント欄がないという事で、後日市民劇場事務局に寄せる感想を、待ちきれずに送って下さるなんて本当に嬉しいです!



そして昨晩の交流会でも…

私達役者が座る席に赤いリボンが。




この女性らしいアイデアは、最初はどなたの発想だったのでしょう?

会員の皆様のこういった熱意と愛情のひとつ ひとつが芝居を支えているのはいうまでもありませんが、それを継続させているという事に頭が下がる思いです。

北九州市におけるそのリーダーは、この方!




民谷陽子事務局長、特別出演!


今回ロビーでは『親の顔が見たい』の脚本を販売させて頂いてます(宣伝かっ!)。

事務局長自ら物販カウンターを担当されて…

素敵なヘアスタイルが気になってしまい、そのお話しまでしてしまいました。


さて、人生初小倉を体験したワタクシ、明日は直方(のおがた)に移動です。

またしても、人生初直方…

ボストンバックひとつ提げて(私の場合 ひとつという訳にはいきませんが) 今日は小倉、明日は直方…

そんな旅公演生活が、実は大好きな私です。

性(しょう)に合っているといいますか…


例えば、よく旅行などに行って家に帰って来たとき『ああ~やっぱり家が一番落ち着くわね~』ってコトバ、聞きますよね?

私、今まで一度もそういう気持ちになった事ないんです。

葛飾生まれ 葛飾育ちなもので…フーテンの寅さんと血が繋がってるんですかね?(繋がってませんがね)


ところで、劇団事務所に感想を送って下さった方が書いていらしたのですが、諸事情あってこのブログにはコメント欄を設けていません。

一方的に毎日の快適な、楽しい巡演生活をお知らせするだけのブログです。

読者参加型ブログにならないものか…


先月の北海道から帰った私は、考えに考えました…


そして思い付いたのです!


『旅ブログクイズ』をやろう!



きっと宮本画伯は(なぜ画伯かは、北海道ブログをご覧下さい)
『姉崎さん、また何かのパクリですね?』と言うでしょう。


しかし!


おもしろそうだから やろうよ~宮本く~ん


…って事で、一昨日の大坂史子が持っていた『か』の一文字。

これから、何日かに一回、 "あることば" を、一文字づつ皆様にお見せします。

もちろん順番はメチャクチャです。


『親の顔…』九州巡演が終わる10月末までに、果たして何文字出てくるか?

まだ教えられません!


最後にその文字を入れ替えて "あることば" を当てて下さい。

答えは、東京の劇団事務所に電話のみでお願い致します

受付期間は、10月28~30日の3日間。

劇団昴関係者(劇団員と事務所の人達ね)以外、どなたでも応募して頂けます。

もちろん賞品もご用意します。


今日はここまで!

詳細は後日!!


さて… 今日の一文字は?



小倉城をバックに『の』を持つ わたし。



===============

ここからは宮本充です。

"あることば" は僕が考えました。
ふふふ、そう簡単にはわからないハズ。
僕って天才?

しかし…やっぱりパクリだったんですねっ、姉崎さん!

| 地方公演::親の顔が見たい | 22:19 | comments (x) | trackback (x) |
「親の顔が見たい」九州編 北九州市(6)林佳代子
本日のブログは、長谷部多恵子役の林佳代子がお送りいたします。

小倉にやって参りまして、初日を迎え、早くも6日目の例会となりました。
俳優たちも、旅生活と仕事において、それぞれのペース配分ができるようになってきた頃です。

小倉では、ほとんど毎日、マチネ(昼の部)の舞台がありました。明日もマチネです。
俳優により、幕が開くまでの過ごし方は違いますが、ちょっとご紹介。

今日の私は、ホテルで食事を済ませ、いつもより早めに出かけました。
私の場合、劇場に入ってウォーミングアップをしますが、その前にお散歩をしようと思いまして。
お芝居が始まりますと、ひたすら座っている時間が長いものですから…(笑)

まずは旦過市場を目指します。
初めて行ってみましたが、とても賑っていて、ワクワクしました。
東京のスーパーでは見かけないお魚も沢山並んでいました。
市場の通路を抜けて、劇場方面へ向かう川の橋をわたりながら、川面を眺めると、アオサギが!
写真に収めようと近づくと「クワー」といいながら、羽ばたいて逃げていきます。
また近づくと…、また「クワー」と逃げられ、ちょっと淋しい思いをしながら、あきらめて先に進みました。
小倉城。
残念ながら、改修工事で中には入れませんが、外から眺めて満足します。
お堀の藻?を覗きながら、芝居の台詞が頭に浮かんで、言ってみたりしました。
まだ、少し時間が早いので、知る人ぞ知る長崎街道をちょっと散策。
わたしの大好きな、旧街道にふさわしいレトロな建物。



黒いポストも発見!



いざ劇場へ。
まず、自分の楽屋に入りますと、すでに姉崎先輩が、床に寝転がり体操してました。
「今日もおとまりですか?」と私。
「今、起きたとこ。」と姉崎さん。
なんて冗談を交わしながら、トレーニングウェアーに着替えて、私はロビーに向かいます。
まず、軽くランニング。
10分位ですが、汗はでます。
それから柔軟体操を済ませると、そろそろラジオ体操の時間がやってきます。
舞台に、スタッフ、キャスト殆どみんなが現れて、ラジオ体操第一と第二を続けてやるのですが、これが、けっこう侮れません!
私の隣では、宮本君が、体操してるのですが、唸り声がすごい。
彼は、昴の研究生の頃から、身体が硬かったですからねー。(彼とは同期なので、色々知っているのです)
ラジオ体操が終わってからは、しばし談話をする者、声を出す者、お茶を飲む者、楽屋に帰って準備する者、いろいろです。

こんな感じで、公演が始まるまでの時間が経過します。

そして!今日も無事に、暖かい拍手に包まれて、幕を下ろすことが出来ました!!

さて、今日は夕方より、北九州市民劇場の皆様との交流会がありました。
今回のお芝居の話を中心に、あれやこれや、秘密のことも?そうじゃないことも、ご感想も!沢山いただきまして、大変充実したひと時でした。
私のテーブルの皆様は、とにかく良くお笑いになり、とても盛り上がりました!
楽しいステキな時間を、どうもありがとうございました!

追伸
一昨日、終演時間が早かったものですから、門司港まで、レトロを探しに一人で出かけました。
趣深い建物や、どこか懐かしい小道を見つけたりしましたが、都区内では決して見かけないお知らせをひとつ発見。



では、あしたからもよろしくお願いいたします!


| 地方公演::親の顔が見たい | 23:00 | comments (x) | trackback (x) |
「親の顔が見たい」九州編 北九州市(5)
柴田純子役の大坂史子です。
小倉にお邪魔して、今日が6日目。
北九州市民劇場・例会も、明日と明後日の残り2ステージとなりました。
そして、明日は、新宿シアター・トップスの初演から数えて、110ステージ目。
ついこの間、函館演劇鑑賞会・例会で100ステージ目を迎えたばかりなのに…。
先のことを考える余裕もなく、一回、一回を一所懸命演じているのですが、こうして、舞台は積み重なっていくのですね。

今回のお芝居は「いじめ」がテーマです。
8月のブログで、「いじめにあった事はあるか、またいじめた事はあるか」という質問に対し、若手が色々な経験を語っていました。
そこで今日は私の体験談を…。
私は小学校、中学校の時にいじめにあった事があります。
お約束のクラス全員からの無視に始まり、先生に気が付かれないようになされる暴力、親と出掛けている所を目撃されれば、翌日「あいつお母さんと一緒に万引きしてた!」とクラス中に言いふらされる…。
いつ誰に見られているか分からない家族との外食は恐怖の時間でした。
それでも劇中の井上道子ちゃんに比べればかわいいイジメです。
でも当時14歳の私を傷付けるには十分で、両親にはそのような目にあっている事を気取られないように細心の注意を払っていました。
自分達の娘が学校でそんな恥ずかしい目にあってるなんて、死んでも知られたくなかった。
しかし両親にはただの反抗期としかうつらなかったようで、事あるごとに対立。
理解しようとも気づこうともしてくれない両親に、硬く心を閉ざしてしまったのは言うまでもありません。
オトナになってもそんなトラウマから逃れきれていなかった私は『親の顔が見たい』の台本を初めて読んだ時、これは井上道子ちゃんの復讐だと思ってしまいました。
だって道子ちゃんの母親の珠代さんだって彼女の苦しみに気づいてあげられなかったのですから…。
誰だって大切な人には幸せになって欲しい…幸せにしてあげたいと思います。
それが自分の子供なら尚更でしょう。
ただどんなに大切にしているつもりでも気持ちはすれ違う。
親子の関係なら尚更。
少し大人になった今ではそれが分かります。
そしてオトナになれたであろう私は、道子ちゃんはもちろん、志乃・翠・のどか・麗良・愛理…グループ6人、それぞれの孤独を思わずにはいられません。
世の中のお父さん、お母さん、子供達のサインを見逃さないよう、聞き逃さないようにしてあげて下さい。
愛されるべき人に確かに愛されたという記憶が、優しい気持ちを作って行くはずです。
ただそれだけの気持ちの積み重ねが、このようなお芝居の必要のない世の中を作って行くのだと 思います。
あまり楽しくない話…大変失礼致しましたm(__)m

         大坂史子


ここからは宮本充が担当します。
僕も、若手の体験談を聞いた時は驚きましたが、共演者の中にも いじめの経験者がいたんですね。
僕は幸い、そういう経験はありませんでしたが、自分の息子達にとって、君の願うような親でいたいと思います。
オーちゃん、貴重な話をどうも有難う。

今日、劇場の楽屋廊下で、ブログ用に彼女のスナップを撮りました。



手に持っているのは、「か」の字。
一体、何でしょう、これは…?
引き続きブログをご覧頂ければ分かります。
乞うご期待!



今日は、北九州市民劇場・例会の中日。
昼の部と夜の部の間に、会員の皆さまの手作りのお料理を頂きました。
初日に続いて、これが2回目!
本当においしい料理ばかり。
至福のひと時でした。
どうもありがとうございました!

これからも、一回、一回の舞台を大切に。
まずは、明日の110回目を精一杯、演じます!


| 地方公演::親の顔が見たい | 01:24 | comments (x) | trackback (x) |
「親の顔が見たい」九州編 北九州市(4) 永井誠
小倉生まれで玄海育ちィ~口も荒いが気も荒いィ…と唄われた小倉での公演も、はや4日目。

歴史と文化の風薫る街並にもすっかり馴染んでまいりました。

ふと駅の向こう側へと散策すれば、ベンチに佇むメーテル像!?



そう、小倉は『宇宙戦艦ヤマト』でおなじみの松本零士氏らを輩出した“マンガの町”でもあるのだそうです。

申し遅れました、本日のブログ担当は…

市川生まれで内房育ちィ~芸は粗いが気は弱いィ……新聞店長役の永井誠です。

本日はいつもより若干早めの昼12時開演。

小倉城のすぐ隣、繁華街からほど近い近代的な商業ビルの7Fにある北九州芸術劇場は、これまた超近代的な作り。

特に音の反響には気を使って作られているように感じられ、抑えめのセリフと細かなニュアンスだらけのこの作品にはうってつけ。

シリアスな場面では、客席の息を飲む音が舞台上の我々にまで伝わるほどです。

本日の公演も、舞台と客席との一体感をひしひしと感じることができ、またカーテンコールでは会員の皆様より身に余る拍手をいただきまして…役者冥利に尽きる日々です。


さてさて、

旅先でつくづく感じることと言えば「それぞれの都市が、自慢に出来る何かを持ってるもんだなぁ~」ということ。名所とか名物とか。

ここ小倉であればやはり小倉城。

ちょうど今年の大河ドラマ『軍師官兵衛』最終盤の、重要な舞台の一つですね。

戦国時代のクライマックスに登場するとは、まさに歴史の街。

あぁ羨ましいっ!

ワタクシの地元・千葉県は、大河ドラマはもとより歴史の教科書にも一切登場しません。

戦国時代も平和だったのでしょうか…。

ちなみに県の特産物は落花生。地味っ。

あ、特産物と言えばもうひとつ。

千葉北西部の北総台地に位置する我が市川市は、なんと…

「梨の生産高日本一」ですっ!

…え??

「梨と言えば船橋なんじゃないの」って??

ちがぁうナッシー!!!

“市川梨”はブランドなっしー!

生産高も一番なっしー!

黄色いオバQモドキに惑わされてはいけません!



↑なんと!小倉駅前のコンビニのカップラーメンの棚に、このようなものがっ!?

クマモンならばいざ知らず、非公認キャラの分際で九州にまで商いの手を伸ばす節操の無さ!

…など言いながらも、

「市川って千葉県のどのヘン?」と問われれば、「某キャラで有名な船橋の隣」と答えてしまう市川市民。

以前は「某テーマパークのある浦安の隣」と答えてました。

ちなみに市川にはお城は無く、最寄りのお城は浦安のシンデレラ城です。


うーん…

何か新しい名物作ろうよ、市川。。。

| 地方公演::親の顔が見たい | 23:57 | comments (x) | trackback (x) |
「親の顔が見たい」九州編 北九州市(3)市川奈央子

3日目ですっ!
井上道子の母、井上珠代役の市川奈央子がお届けいたします。

羽田から北九州まで、空からの景色に釘付け。

これから各地での会員の皆さまとの出会いにワクワクしながら、空港に着いたのがもう3日前の事なんて…。

気候も良く、会員の皆さんも、みんな優しい方々ばかり、あまりの居心地の良さに、3日どころかもっと長くいるような気がします(≧∇≦)

本日の公演も、カーテンコールで沢山の暖かい拍手を頂いて、ああ、作品がまた成長できたなぁ~と感じました。

そして、今日のあの拍手が、明日も頑張れる活力になっています。

ありがとうございます(≧∇≦)

さてさて、私はキャストの中で唯一スタッフ行動をしております。

そして、今年から心強い相棒、劇団の良き後輩『関ちゃん』こと『関泰子』ちゃんが、仲間入りしてくれました!



(すみません…逆光で暗くなってしまいました(^_^;)

彼女は、『クリスマス ・キャロル』で、すでに九演連の例会巡演は経験済み、初めて九州に来ている私にとっては、何とも頼もしい限りです!


私と関ちゃんは一回りくらい年齢が離れておりますが、年の離れた姉妹のように(意地でも親子とは言いませんっ( ̄∀ ̄))
毎日大変ながらも、楽しく仕事をしております!

残念ながら、舞台で共演したことがないのですが、縁は不思議なものです。
これがキッカケで、きっと共演出来ると思ってます!


どうぞ、会員の皆さま、私たち2人を見かけましたら、声をかけてやって下さいませっ!

| 地方公演::親の顔が見たい | 23:12 | comments (x) | trackback (x) |

  
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